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分記法

商品売買の記帳ルールのひとつ分記法について勉強しよう!

分記法 詳しく解説します

商品売買とはで解説した通り、
商品を仕入れたり販売した時に簿記のルールに基づいて正しく記録しなければいけません。
商品売買には記帳のルールがいくつかあります。
簿記3級では後で紹介する三分法は出題されますが分記法は出題されません。

「どうして分記法説明するの?」

と思うかもしれませんが、分記法を理解しておいた方が三分法の理解も早いので
先ずは分記法から勉強しましょう。

分記法は大きく下の3つのルールが重要です。

仕入先から商品を仕入た時は、資産が増加するため商品勘定を借方(左側)に記入します。
得意先に商品を販売した時は、資産が減少するため商品勘定を貸方(右側)に記入します。
さらに販売時に生じた儲けは、商品売買益勘定を貸方(右側)に記入します。

商品の増減は商品勘定(資産グループ)で管理し、
利益は商品売買益勘定(収益グループ)で管理します。

このルールを頭に入れておいて次の仕訳例を見てみましょう。

分記法 分記法の仕訳例

分記法の仕訳例を確認しましょう。

7/13 八百屋は農家からりんごを10個2,000円で仕入れ 代金は現金で支払った
7/15 八百屋は消費者にりんごを8個2,400円で販売し 代金は現金で受け取った

仕訳例から八百屋は、1個200円(2,000円÷10個)で仕入れたりんごを300円で売ろうとしています。
企業は利益を得るために活動しているので、一般的に仕入額よりも販売額の方が高くなります。
ボランティアや政府の補助金が貰える場合は別ですが、簿記3級では出題されません。

先ず仕入時の仕訳から解説します。
りんごを2,000円分購入したので、分記法のルールに従い商品が増加した時は
借方の勘定科目に商品を記入します。
その結果、現金が減少したため貸方の勘定科目に現金を記入します。

分記法-仕入時の仕訳
借方科目 金額 貸方科目 金額
商品 2,000 現金 2,000

繰り返しになりますが, (カンマ)を忘れないようにしてください。
簿記の試験では勘定科目や金額が正しくてもカンマを忘れてしまうと不正解になります。

続いては販売時の仕訳を解説します。
1個300円のりんごが8個分売れたので300円×8個=2,400円を販売しました。
また、1個200円で仕入れたりんごなので、
販売したりんごの仕入値は200円×8個=1,600円になります。

繰り返しになりますが分記法では
商品の増減は商品勘定、
利益は商品売買益勘定で管理します。

販売時の仕訳は、

在庫のりんごがどれだけ減ったのか
りんごを売った結果、どれだけもうけたのか

この2つを良く考えて解いてください。

商品は仕入値で管理するため商品が1,600円分減ります。
従って貸方に商品勘定商品1,600円を記入します。

そして1,600円で仕入れたりんごを2,400円で売ったので
利益は100円×8個=800円になり、この利益を商品売買益勘定で計上します。

分記法-販売時の仕訳
借方科目 金額 貸方科目 金額
現金 2,400 商品
商品売買益
1,600
800

現金がどうして借方にあるのかはわかりますよね。
りんごを売ってお金を得た、すなわち資産が増えたため借方(左側)に現金を記入します。

分記法 少し面倒だと思いませんか?

下の表をご覧ください。八百屋が1カ月の間りんごを仕入れた金額と販売した売上や利益を時系列で表しています。

仕入リスト-りんご
日付 仕入単価 仕入個数 仕入総額
1月2日 200円 10個 2,000円
1月4日 210円 20個 4,200円
1月10日 190円 20個 3,800円
1月14日 194円 10個 1,940円
1月15日 190円 10個 1,900円
1月21日 185円 26個 4,810円
販売リスト-りんご
日付 販売単価 販売個数 販売総額 売上原価 原価内訳 商品売買益
1月5日 300円 15個 3,500円 3,050円 200円×10個
210円×5個
450円
1月11日 300円 20個 6,000円 3,900円 210円×5個
190×15個
2,100円
1月16日 300円 25個 7,500円 4,790円 190円×5個
194円×10個
190円×10個
2,710円

このようにいちいち記録するのは面倒くさいと思いませんか?

分記法は商品勘定の残高を見るだけで商品在庫を把握できるメリットがある半面、
販売する度に商品の仕入た金額をもとに商品売買益を求めなければいけません。
毎回取引があるたびにどれだけ利益がでたんだろうと考えるのは本当に手間だと思うわけです。

りんごが売れるたびに、

「このりんごっていくらで買ったんだっけ?」

と考えなければいけません。

昔仕入れた商品だと

「ぉぃ、これいついくらで仕入れたんだー、わからんぞー」

ということも起こり得るでしょう。
これを全商品について運用していくのは相当面倒です。

このようなデメリットがあるため分記法の他に、三分法などの記帳ルールが存在します。

簿記3級まとめ3 商品売買 目次はコチラ!

商品売買とは
分記法 +now+
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諸掛り
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売掛金元帳
買掛金元帳
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