決算処理後の最後の手続き財務諸表の作成について勉強しよう!

財務諸表の作成 詳しく解説します
復習になりますが簿記3級における財務諸表とは貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の2つを指します。
貸借対照表は企業の財政状態を明らかにするためにある時点の資産、負債、純資産グループの残高を一覧表にまとめます。
一方、損益計算書は1会計期間における企業の経営成績(儲け)を明らかにするために、会計期間内に発生した費用と収益の金額を一覧表にまとめます。
貸借対照表は繰越試算表から、損益計算書はSTEP1で作成した損益勘定を基に作成します。

貸借対照表
貸借対照表はSTEP4で作成した繰越試算表を基に作成します。従って繰越試算表に記載された資産、負債、純資産の勘定科目が全て記載されます。
しかしただ単純に転記をするだけではなくいくつか注意しなければならないルールがあります。
勘定科目の名称について繰越商品勘定は商品に書きなおします。また、売買目的有価証券は有価証券とします。
次に売掛金は貸倒引当金の金額を差し引いた金額を記載します。
これは貸倒引当金が売掛金に対して見積もられた負債であるため売掛金のマイナスと見なすことができるためです。
たとえば、売掛金450円に対して、20円の貸倒引当金を見積もった場合は売掛金は450 – 20 =430円になります。

同様に減価償却累計額は建物や備品の減価償却費が累計されたものなので資産のマイナスと見なされます。
たとえば、備品500円の減価償却費が40円だった場合、備品は500 – 40=460円と記載されます。

これにより備品の現在価値がわかりやすく貸借対照表に表示できます。
最後にSTEP1の損益振替で算出された損益は当期純利益として貸方に記載します。

損益計算書
STEP1で作成した損益勘定を基に損益計算書を作成します。
損益勘定には費用、収益勘定の他に資本金勘定も記載されていますが、損益計算書に転記されるのは費用、収益に関わる情報だけになります。
注意点として損益勘定に記載されている勘定科目と損益計算書に記載される科目名称が異なる場合があるので注意してください。仕入勘定は売上原価として、売上勘定は売上高として損益計算書に記載します。
また、当期純利益は損益勘定に記載された資本金を読み替えてください。損益計算書では資本金→当期純利益になります。

簿記3級まとめ9 決算手続 目次はコチラ!
■ 決算手続きの流れ
■ 試算表の作成
■ 精算表の作成
■ 現金過不足
■ 売上原価の計算
■ 消耗品
■ 貸倒引当金の設定
■ 有価証券の評価替え
■ 固定資産の減価償却1
■ 固定資産の減価償却2
■ 費用収益の繰延べと見越し1
■ 費用収益の繰延べと見越し2
■ 費用収益の繰延べと見越し3
■ 資本引出金の振替え
■ 決算整理後の処理の流れ
■ 損益勘定振替
■ 資本振替
■ 勘定の締め切り
■ 繰越試算表の作成
■ 財務諸表の作成 +now+
簿記3級まとめ 一覧表
■ 簿記3級まとめ1 簿記の基礎
■ 簿記3級まとめ2 各帳簿の役割
■ 簿記3級まとめ3 商品売買
■ 簿記3級まとめ4 現金・預金
■ 簿記3級まとめ5 手形取引
■ 簿記3級まとめ6 固定資産
■ 簿記3級まとめ7 有価証券
■ 簿記3級まとめ8 債権・債務その他
■ 簿記3級まとめ9 決算手続 +now+
■ 簿記3級まとめ10 伝票会計
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