ここからは新しいテーマについて勉強しよう!
まとめテキスト3~8では主に期中に発生する取引の記帳方法について勉強してきましたが、まとめテキスト9では期末の決算時にやらなければいけない手続きについて解説します。
決算とは
決算とは会計期間中に記録された内容を整理して、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)を作成する一連の作業のことをいいます。また、会計期間の末日のことを決算日といいます。
決算手続きは大きく4つのステップに分類されます。

決算手続きの流れ STEP① 試算表作成
試算表とは各勘定の合計もしくは残高を集計した一覧表のことで、決算の時にはこれまでに転記した勘定の内容が間違っていないか最終チェックを行うために作成します。決算手続きには欠かせない表です。
詳しくは試算表の作成で解説します。
決算手続きの流れ STEP② 決算整理
試算表を作成して最終チェックすることで期中の取引が正確に仕訳されたことが確認できますが、それでも決算日現在の財務状態や経営成績を正確に反映できない内容があります。例えば有価証券や固定資産の価値は決算日現在の価値を財務諸表に反映するためには、決算日の価値を算出して財務諸表に反映する作業が必要です。これらは決算整理の中で修正し、この手続きを決算整理といいます。また、決算整理を必要とする事項を決算整理事項と言います。
簿記3級で学習する決算整理事項は8つあります。
①現金過不足の整理
②売上原価の計算
③消耗品の整理
④貸倒引当金の設定
⑤有価証券の評価替え
⑥固定資産の減価償却
⑦費用収益の繰延べと見越し
⑧資本引出金の振替
決算手続きの流れ STEP③ 勘定締め切り
資産、負債、純資産は次の会計期間になっても0からスタートではなく、これまでの残高をそのまま引き継ぎます。従って決算整理完了後、次期会計期間に繰り越される勘定の残高を集計する必要があります。この作業を勘定の締め切り、決算振替仕訳といいます。また、作成される一覧を繰越試算表と言います。
詳しくは決算処理後の流れ以降で解説します。
決算手続きの流れ STEP④ 財務諸表の作成
最後にこれまで整理した情報を基に貸借対照表と損益計算書を作成します。
詳しくは財務諸表の作成で解説します。
次のページから各論点を解説していきます。
簿記3級まとめ9 決算手続 目次はコチラ!
■ 決算手続きの流れ +now+
■ 試算表の作成
■ 精算表の作成
■ 現金過不足
■ 売上原価の計算
■ 消耗品
■ 貸倒引当金の設定
■ 有価証券の評価替え
■ 固定資産の減価償却1
■ 固定資産の減価償却2
■ 費用収益の繰延べと見越し1
■ 費用収益の繰延べと見越し2
■ 費用収益の繰延べと見越し3
■ 資本引出金の振替え
■ 決算整理後の処理の流れ
■ 損益勘定振替
■ 資本振替
■ 勘定の締め切り
■ 繰越試算表の作成
■ 財務諸表の作成
簿記3級まとめ 一覧表
■ 簿記3級まとめ1 簿記の基礎
■ 簿記3級まとめ2 各帳簿の役割
■ 簿記3級まとめ3 商品売買
■ 簿記3級まとめ4 現金・預金
■ 簿記3級まとめ5 手形取引
■ 簿記3級まとめ6 固定資産
■ 簿記3級まとめ7 有価証券
■ 簿記3級まとめ8 債権・債務その他
■ 簿記3級まとめ9 決算手続 +now+
■ 簿記3級まとめ10 伝票会計
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